スペインで日本人俳優として活動中。関西のあんちゃんの悪戦苦闘と成長を綴った元気の出るブログです。


by k-chulo
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スペイン演劇「Fuente Ovejuna」を観劇

久々に芝居を観劇してきました。
場所はTeatro Nacional de Catalunya。
スペイン演劇「Fuente Ovejuna」って作品です。


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では、簡単にこの芝居について説明しておきましょう。

舞台は1472年、スペインのとある農村、
Fuente Ovejuna。
領主は村人を奴隷のように扱うが、村人の誰もが領主や
その軍隊に抵抗はできない。
ある村人の結婚式の夜、領主は花嫁を拉致して乱暴を
加える。その事件をきっかけに、従順だった村人たちが
一致団結して、自由を勝ち取るために闘う。

っていう内容。


ストーリー自体は万国共通なテーマを取り扱っているので、
初めて観劇しても内容は十分理解できました。
だけど、スペイン語の古い表現が出てきたりして、全て
理解できたかっていうと、ちょっと・・・ですが。


舞台セットは、舞台の真ん中に高さ1メートル、縦、横
15メートルの板が設置されているだけ。ときおり両脇から、
つり橋のような板が降りてくる以外はかなりシンプルな
セットです。

しかし、テーブル、椅子の動きで「怒り」を表現したり、
「抵抗」のシーンでは、思わぬところから武器が出現したり…
となかなか面白い演出でした。


演劇学校のクラスメイトたちと一緒に観劇したんですが、
(おまけに、たまたま横の席は僕の演劇クラスの先生モンセ
でした)、観終わった後、彼らと話していると、やはり単に
演劇の内容ってよりも、「演技」自体に話題がいってしまいます。


 「舞台設定がコルドバなのに、何人かの役者の
 カタラン語訛が気になった」

 「怒りのシーン、指先まで演技できてなかった気がする」

 「最初の笑いのシーン、ちょっとリアリティに欠けていた」
 
 「皆を鼓舞するシーンは、演技のエネルギーが満ちていて、
 学ぶ点が多かった」 etc


僕は、中世が舞台のスペイン語の芝居を観るのが初めて
だったので、正直言って最初の方はいまいち乗り切れ
ませんでした。でも、芝居の中盤あたりから、動きが
出てきて徐々に面白くなってきましたけど。

クラシカルな演劇なので、ある程度動きが芝居がかっている
のは、「こんなもんかな」って感じてたんですが、やはり
「それってやりすぎじゃないの?」って演技も目に付きました。

いやぁ、こんな風に批判するのは簡単なんですが、いざ
自分が演技すると難しいもんなんですけどね。

ただ、役者にとって、こうやって客席の目線で見る癖を
つけるのは、独りよがりの演技にならないようにするために、
すごく大事なことなんですよね。



バルセロナに在住の方、そんなに難しいテーマではないので
一度観劇されてみてはいかがですか。

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by k-chulo | 2005-05-01 07:22 | THEATER