スペインで日本人俳優として活動中。関西のあんちゃんの悪戦苦闘と成長を綴った元気の出るブログです。


by k-chulo
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脱ぐオーディション


さて、ついこの間受けたオーディションは、北欧向けのチーズのCM。

その日は、イギリスの電力会社のTVスポットのオーディションとの掛け持ちやったんやけど、両方とも「特にキャラクターの指定はない」ってことなんで、普段着でオーディションスタジオに向かいました。


あっ、普段着って言っても、こういうオープンなオーディション向けに、「オーディション用衣装」ってのを一応用意しとります。アジア人・日本人ってことをアピールするために、和柄のTシャツやシャツを着ていくようにしてます。毎年日本に帰国するたびに、ミナミのアメ村に出かけてコツコツとコレクションを増やしてます。

そうそう結構、これイケルんですよ。

こっちでは絶対に売ってない新鮮なデザインなんで、ちょっとした関心を引けて、いい感じのice-breakerとなり重宝します。あと、必ずといって良いほど衣装担当のスタッフからは、「それどこで売ってるの?」って聞かれるし。やっぱり、人と違う・・・ってのは、大事ですからね。


ってなことで、今回はピンクの和柄シャツをチョイスして、スタジオへ。


さて、イギリスの電力会社のオーディションを終え、すぐ近くにある別のオーディションスタジオへ直行。

スタジオに着くと、僕が見た範囲ではアジア人は僕だけ。
後は、色んな人種のいる、完璧オープンなオーディション。
でも、エージェントがいうには、かなりセレクトされてるってこと。

5人づつスタジオに呼ばれている様子。待つこと約40分。

いよいよ、僕の番。

他の4人の役者・モデルと一緒にスタジオへ。
外国人はフランス人のおじさんと、僕。あとはスペイン人。


さて、スタジオに入るとすぐ、キャスティングディレクターが、僕たちに



「じゃ、脱いで、用意してください。」


はっ? なに?? 


脱ぐ… って、


チーズのCMで、ヌード???


うちのエージェントなんも言ってなかったけど…




ってか、意気込んで着ている、この「かっちょいい和物シャツ」の意味は???



なんてことを思っても、仕方なく、サクサクって脱ぐしかありません。




あっ、もちろんオールヌードじゃないですよ。でも、パンツ一丁。




そうなんです。オーディションにはこういう展開もあるんです。



脱がされる!!



最初には書かなかったけど、こういうこともあるんで、オーディションのときはちゃんと下着への注意もしとかないとダメなんですよ。


いやぁ、そりゃ、もちろんちゃんと、毎日下着は変えてるけど、なんかこう決めのパンツってあるじゃないですか、「勝負パンツ」とまではいかないけど、格好いい感じ…ってんでしょうか。

僕は、常に黒のブリーフにしとります。

ほらっ、ブリーフの方がちょっと足も長めに見えるしね。





あのですねぇ、実はこのパンツにはちょっとした思い出があります。


今から4年位前に受けた、映画のオーディション。

同年代の女優さんと一緒に絡んでいくシーンを、その場で台本を渡されて、かなり即興でカメラテストをさせられたんです。


設定はキッチンにいるシェフの二人。
男性のシェフが、女性の新米シェフに料理を教えている。
シェフは、新米シェフに好意を寄せている。教えているうちに少しずつ距離が近づいてくる。実は、この新米シェフも好意をもっていて、シェフを挑発。
新米シェフは、挑発しながら、シェフのエプロンを外し、シャツも脱がし、ベルトに手をかけズボンを下ろして…、

一応そこまでをやってください。っていう指示。


これ、なんかエロビデオっていうか、昔の日活ポルノっぽい設定やん?なんて思いながらも、容赦なくディレクターの「スタート!」の声。



演技自体は、単なるエロエロにならずに、お互いにちょっと恥らいながらも、少しずつオープンになっていく感じは出てました。

でも、エプロン、そしてシャツを脱がされ、いよいよズボンに手がかかったとき、



「あっ…、今日のパンツ、トランクス…


柄…ダサダサやん…


ぐぁぁ…


   おまけに


    ゴムゆるゆる…やん」



って、思い出してしまった。

その瞬間、役から、ふっとk-chulo本人に戻ってしまって、急に恥ずかしくなってしまったんですよ。

正直、カメラや観客の前でオールヌードになるのは全然恥ずかしくないけど、ゴムのゆるゆるパンツを見られることのほうが、むっちゃ恥ずかしい・・・って気持ち分かります??

一応、そのまま演技は続けて、パンツまでご披露しましたが、自分として、このダサダサパンツのせいで、演技に集中できなかったのが、悔しくて悔しくて…


ってこれ以降は、オーディション会場にはパンツにまで配慮して出かけております。



あっ、話が逸れた…


ってなことで、今回のオーディションはパンツ一丁になり、なぜかサッカーボールをリフティングするっていうカメラテストのお題。


サッカーはあんまり出来ないけど、自信がもてるパンツのおかげで演技はバッチリ。
パンツ姿で、カメラ目線で笑顔…なんて要望にも、しっかり応えておりました。



そして3日後。このオーディション、最終選考に残っているとの電話がエージェントからかかってきました。



ほらねっ、やっぱりパンツにまで気配りしとかないとダメでしょ。



スペインでのオーディションの鉄則。
見せてもいい自信パンツで勝負!

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by k-chulo | 2007-06-25 06:44 | ACTING